ミッションコンバート(その1)
2006年 05月 14日
190E2.3-16Vは、190Eの高性能バージョンとして開発されたモデルで、車名の“16V”はイギリスの名門、コスワース社(*)に設計が依頼されたツインカムヘッドを載せたエンジンを搭載していることに由来します。当時、DTM(ドイツツーリングカー選手権)などのレースで活躍したこともあり、今なお多くのファンから支持されるモデルです。ちなみにマニュアルミッションのメルセデスベンツが日本へ正規に輸入されたのは、190シリーズ(190E、190D、2.3-16V、EVO1、EVO2)が最後となってしまったようですね。
作業ではミッションの載せ替えと同時に、マニュアルミッション関係の消耗部品であるクラッチマスターシリンダー、マスターシリンダーホース、レリーズシリンダー、レリーズベアリング、クラッチカバー、クラッチディスクなどを新品へ交換することを予定しています。
(*)コスワース(COSWORTH)=レーシングエンジンビルダー。1958年創立。コスワースの名前は、創立者のマイク・コスティンとキース・ダックワースの両者の姓を組み合わせたもの。フォードコスワースのDFV(DOBLE FOUR VALVE)エンジンはF1通算成績156勝。
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