ベンツW124 サンルーフ修理
2007年 03月 04日
分解点検をしたところ、チルトアップのアングル調整をするリンケージに組み込まれている、内張りの押さえ部分が折れていることが解りました。(写真、上中)
(写真、上右)折れてしまった部分の拡大写真です。分かりづらいかもしれませんが、この部分はアルミ製で肉厚がかなり薄く、経年劣化でこういった結果に至ってしまうケースが多い様です。写真が無いのが残念なのですが、新しく装着する部品はこの部分が2倍ほどの肉厚になり、しっかり対策品となっていました。
(写真、下左、下中)新しいリンケージの装着が終わり、内張りを取り付ける前の写真です。リンケージの上側の先端部が内張りの裏側を挟み込み、チルトアップの際に内張りも一緒に動く構造になっています。
今回交換しましたリンケージは、サンルーフのパネル本体に取り付けられていて、パネルとレール部分との接点に位置します。そのため交換前と比べて、チルト時以外にもサンルーフを全開、全閉する際の動きがとても滑らかになりました。
一石二鳥のメンテナンスとなり、オーナー様にとても喜んでいただくことができました。
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