M103 エンジン オーバーホール/2
2005年 07月 16日
そんな問題を抱えるガスケットですがクーラントメンテナンスの善し悪しにより時にはかなり早く起こる事を確認しております、ガスケット材質に合わないクーラント又はクーラント劣化により攻撃性が増す製品が有るように思えます、また長年の使用でガスケット断面からクーラントやオイルがしみ込み劣化させる原因となっているようでその辺りの状況をメーカーも既に理解しており現在ではオーバーホールガスケットキットに含まれるヘッドガスケットにはそうした部分での対策が施されております。
写真下段ですがカムシャフト部分を分解している状態です、カムキャリアー、カムシャフト、バルブスプリング、の順番で分解したのが右端の状態です、これよりヘッドとバルブ12本全てをボーリング屋さん(業界呼称)に持ち込み加工をお願いする事になります。